Vol.38 対談:みやもと糀店×ヤスダ屋×里山文庫「豆を使った発酵食品」
豆を使ったアジアの発酵食品が面白い。
アジアの発酵に共通するのは、麹菌や枯草菌、テンペ菌などカビを使う文化だ。味噌や醤油、納豆、豆豉などは、異なる気候や食文化の中で、様々な形で根付いてきた。
先日、Vol.15でインタビューさせてもらったヤスダ屋の安田花織さん、愛知県西尾市で糀を製造するみやもと糀店の宮本貴史さん、そして筆者里山文庫の前田の3人で、アジアの豆の発酵食品について対談するオンラインイベントを開催した。面白かったので、一部対談形式で本ニュースレターでもご紹介したい。
アジアにおける、豆を使った発酵食品の多様性
敬称略
前田:アジアにおける豆を使った発酵食をたどっていくと、韓国では味噌みたいな使い方をする納豆があったり、タイ北部ではせんべい状に固められたトァナオがあったり、台湾にはたまり醤油のような液体…