先日、Asian Foodlore MagazineのVol.15で紹介したヤスダ屋さんとのコラボ企画《発酵する東アジアの3日間》を開催した。インタビューでお話いただいた「キムジャン(一年分のキムチを漬ける韓国の行事)」を、3日間かけて実際に体験できる貴重な機会となった。
イベントには全国から8名の発酵愛好家が集い、白菜まるまるひと玉を大きな桶で漬け、どんどん変化していく様子を観察した。下漬けから3日間かかる工程を全て学べる本格的なキムチの講座はほとんどない。合間には、台湾や雲南の発酵食を仕込んだり、愛知県の麹ベンチャー・みやもと糀店さんをゲストに豆豉を仕込んだり。食卓には、韓国、台湾をはじめ、ミャンマーやタイの少数民族やインドネシアなどアジアの発酵食が並ぶ。ひたすら発酵食を仕込み食べ続ける日々だった。