前回、緊急事態宣言で延期にさせてもらっていましたお寺のフレンチ精進料理のイベントを開催することとなりましたので再度お知らせします。
===
Asian Foodloreでは、”参加型のニュースレター”をコンセプトに、イベントやミートアップなどを通じて、食を通じて人と人が出会うコミュニティづくりをしていきたいと考えています。今回は、大阪堀江・萬福寺の境内にある「寺カフェ茶庭」のオーナーである石田奈津子さんとの共催で、お寺での料理教室イベントを開催します。
萬福寺の娘である石田奈津子さんは、”お寺に集まりみんなでご飯を作るという、古くからあった文化を復活させたい”という想いで「寺カフェ茶庭」を立ち上げました。カフェという場所を通して、気軽にお寺に足を運んでもらうための場づくりをされています。
本イベントの講師は、僧侶・折橋大貴さん。本ニュースレターでも、11月の立冬&小雪「精進料理と菜食」の回でインタビュー予定です。箱根にある曹洞宗常泉寺の僧侶でありながら、現役のフレンチシェフでもある折橋さん。ヌーベルキュイジーヌ (仏: nouvelle cuisine)は、フランス語で「新しい料理」 を意味しますが、折橋さんの料理は、まさに精進料理界のニューベル・キュイジーヌと言えます。
古くから、お寺は信仰の場であるとともに、人が集い、交流する地域社会のよりどころとして機能していました。今回は、フレンチやカフェという新しい取り組みをお寺に持ち込みつつ、古くからの文化に基づいた人とのつながりを作るコミュニティの場としてのお寺の役割に、フォーカスしていきます。
大事なのは、暮らしに取り入れられるものを学んでいただくことなので、普段から日常で使っている食材で家庭でも作れるメニューを予定しています。ぜひ一緒にお寺の台所を囲む時間を楽しみましょう。
ニュースレターの読者の皆さんと、リアルに繋がる場になれば嬉しいです。
「お箸で食べるフレンチ」イベント詳細
■日時:2021年10月9日(土)10:00~13:00
■場所:寺カフェ 茶庭
大阪府大阪市西区南堀江1丁目14−23
■参加費用:5000円(材料費込み・精進料理ランチ付き)
定員:12名
主催:寺カフェ 茶庭 × 里山文庫
共催 Asian Foodlore Magazine
講師プロフィール:
折橋大貴(オリハシダイキ)
1989年3月13日生まれ。平成23年から平成26年まで曹洞宗大本山総持寺にて修業翌年調理師学校を卒業、現在の勤め先である『グリーンヒルズ草庵』にて僧侶と調理師を現在まで兼業これまで全国20か所以上で宗派、職業を問わず精進料理の催しを行う。
■お申し込み方法:Peatixよりお申し込みください
https://oteranodaidokoro01.peatix.com/
企画コーディネート
寺カフェ茶庭 石田奈津子
萬福寺の娘。脱サラし、与論島で農と島暮らしを学ぶ。その後日本各地で、コミュニティーコーディネーターとして、地域と都市を繋ぐ食イベントを企画。2017年、萬福寺に、地域と寺を繋ぐ場づくりとして「寺カフェ茶庭」をOPEN。地域の生産者と人を繋ぎ、土地に根付いた極上のアテが味わえるオンラインスナック「スナックなつこ」を主宰。
里山文庫 まえだちさと
オランダの農業大学卒業後、食と農をテーマにブータンやインド、タイ北部、台湾原住民の村を尋ね歩き、古老たちから保存食や植物利用の知恵を学ぶ。聞き書きの記録をブログ「里山文庫」にて配信。奈良の古民家をセルフリノベし薬膳民泊をオープン。
この企画は大阪在住の友人に送っても良いですか?